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反大阪都連合-独裁や専制の予感から過剰な反応をすること

 今後の大阪市長選では既成の政党が現在の市長に独り相撲をとらせる手段に出て、候補者を擁立しないとの憶測が飛ぶ。いずれにしても、以下のことが言える。
 大阪都構想に反対する人々もいる。大阪市に在住する市民や企業が大阪都ではなく大阪市を従来通りの地方自治体として機能させたい。そういう気持ち。確かに、日本の首都としての東京都は都になる必要があったのかもしれないが、中央集権を抑制する者としては、大阪は都ではなく市である必要があるのかもしれない。そのように考えると、日本の首都としての街は東京都ではなく、東京市であるほうがよいのかもしれない。そもそも、東京都や東京府や京都府や大阪府である必要はなく、県や道であればよい。大阪都構想が中央集権への布石になることはありえる。大阪市内の独自の文化を守りたい。大阪は大阪都ではなく、大阪市やろ。今までの日常生活を維持したい。大阪都構想は現実的でない。自分が生きている間に大阪都構想に巻き込まれるのはいやだ。大阪は生活保護を取りたい人々が集まるユニークな街だ。大阪市内に生活保護を取る人々が多くいても自分たちの市民税がそんなに増えるわけでもない。新世界が好きだ。宗右衛門町が好きだ。確かに大阪都構想は公的経費の節減に少しはつながるが、それは大阪市レベルではなく大阪府レベルや国家レベルでである。別に大阪市以外の大阪府や国家などどうでもよい。大阪が楽しい街ならよい。確かに大阪都構想はユニークだが、不安もある。どうでもええけど、いちびり(目立ちたがり?)は嫌いやねん。そんな気持ちをもつ大阪市民がいる。また、少し真面目に考えれば、独裁や専制を防ぐためには権力を細切れにしておくほうがよい。大阪府と大阪市を同一の政党が意図的に握るなどということは防いでおいたほうがよいのではないか。大阪府と大阪市は分権したほうがよいのではないか。
 もっとも、そのような大阪市民が過半数を占めるとは考えられない。だが、大阪都構想が一人歩きする前に、反対する人々がいることを示すことは民主制と権力分立制の維持のために必要である。それは大阪都構想に限らず、例えば、憲法を変える必要があるとしても、憲法改正に反対する人々がいることを示すことは民主制と権力分立制の維持のために必要である。何でも反対する人々がいることを示すことは必要である。反対を示せるということはまだ言論の自由が機能しているということである。かえすがえすも、独裁や専制を防ぐためには権力を細切れにしておくほうがよい。大阪はかつて真田幸村らが権力に反抗して散った街である。真田幸村らの怨念を現場で晴らしたろか。何も戦って散る必要があるというのでは全くない。選挙は戦争ではない。選挙が戦いと呼ばれるのは比喩にすぎない。
 だが、少しだけ選挙を戦いに喩えてみる。どうせ負けると分かっている戦いはしないほうがよい。それは人類何千年の知恵である。だが、やはり選挙は戦いではない。地方選挙は無料でできる。選挙カーやアルバイトなど雇わなくても、インターネットでできる。もちろん選挙法の枠内で。それなら、言論の自由が生きていることを示すために…。というより言論の自由をより確かなものにするために。
 だが、選挙で泡沫に終わったなら、それらを示す効果は少ない。また、既成の政党や国家の首相や自治体の首長がそれをやったのでは効果は少ない。とすれば、大阪都構想に反対する既成の政党以外の人々が候補者を一本化する必要がある。候補者を一本化するためには自身は立候補しないが候補者になりそうな人々の間で交渉する人間が必要である。敢えて選挙が始まった後でドラマチックに候補者を一本化するというような、大胆なシナリオも必要である。そのような交渉をする人間は自身が候補者になろう…などの目的をもたない必要がある。また、「反大阪都連合」などと簡単な言葉を使用する必要がある。この著作がそのようなシナリオになれればと思う。
 よーく考えていただきたい。権力を握る者にとっては大阪都のほうが権力が集中しており都合がよいのである。与党と野党と東京都と大阪都の奇妙な連携が見えてこないか。現在の市長らが大阪を大阪都にした後で、もっと大きな者が衆議院と東京都と大阪都を握る。ついでに憲法を改正して強くなった自衛隊を握る。そんなことを考えるやつはいくらでもいる。そんなことはプロなら朝飯前である。また、結果的にそうなることは十分にある。大阪は大阪市として権力に反抗しようや。別に大阪が都にならんでもええやん。京都市や神戸市と同じような市でええわ。別に国家歌わんでええやん。歌うも歌わへんも自由やん。国家を歌わせられた生徒や教師の怨念を晴らしたろか。大阪が生活保護天国でもかまへんやんか。生活保護受給者は何も悪いことしてないで。悪いもんを生産するより何もせえへんほうがよっぽどええやんか。それが生活保護者の値打ちや。生活に困ったら大阪に来いや。ジャンジャン横丁で飲もうや。チューハイや串カツぐらいおごったるで。その代わりこっちがカネに困ったらおごってな。ソースの二度漬けがあかんことぐらいは誰でも知っとうな。最近はジャンジャン横丁でもソースの二度漬け禁止なんか書いてないで。この前、神戸に行ったら串カツをもってくるなり何もしてないのにソースの二度漬けはしないでくださいと言われた。ちょっと、むかついたけど、まあええわ。神戸港湾労働者にはおもろいやつらおるで。昔は九州や沖縄からいきなり西成に来るより神戸港によっとったんや。昔は沖縄の人はアメリカのパスポートをもっとったんや。俺もアメリカのパスポート欲しいけど、沖縄は日本でもアメリカでも中国でもない。沖縄は沖縄や。沖縄は永世中立国として独立したらええやんか。そのときは沖縄まで行って手伝うで。東京も何をやっとんや。原発廃止より核兵器全廃のほうが優先されるやろ。下記の参考文献のうちの『わたしたちの生存ネット日本語訳』参照。ついでに、消費税は全廃や。それがゼロ倍返しや。何倍返しなんかやめとけや。その代り累進課税の再強化や。昔みたいに金持ちからはいくらでも税金とったらええやんか。ところで、原発のアルバイトは月40万円は稼げるけど、宿泊費と食費とられて、月20万円台になってまうで。ぼったくりや思わへんか。ともかく、神戸港では腰を痛めんようにな。仕事には手を抜きよ。西成と神戸港を結ぼか。トンネル掘ったるで。ついでに山谷も入れたろか。沖縄も、柳ケ瀬も、もちろん、宗右衛門町も…。おばはんらも仲間に入れよか。所帯もっとうもんには独りもんの気持ち分からへんやろ。ブルース縛りや。宗右衛門町ブルース、港町ブルース、柳ケ瀬ブルース…。♪銀杏並木に春が来る♪ ♪明日は要らない今夜が欲しい♪ ♪もだえ身を焼く火の鳥が♪ 勝手に歌詞を引用してもた。ごめんな。関西弁が分からへんか。これでも分かりやすくしとるつもりやねんで。
 途中で話が逸れたように見えるが、以上は民主制と権力分立制の維持のために必要である。かえすがえすも、独裁や専制を防ぐためには権力を細切れにしておくほうがよい。比喩的に言ってミンチ状態にしておくほうがよい。それにしてもメンチカツはうまいな。権力をメンチカツにして食ったろか。いや、そんなもんうまないか。やっぱり、権力は細切れにしても食わんことや。今の権力者たちの背後に独裁や専制の予感がしないか。それは市民の感性だが、民主制と権力分立制の維持のためには以上のような過剰な反応をしておいたほうがよい。民主制や権力分立制は独裁や専制よりマシである。何も前者が完璧というのではない。後者より前者のほうがマシである。それだけのことである。
 もし仮に中央と地方の分権が崩れ去ったときは、中央政府の権力分立を新たに目指す。中央政府を細切れにする。ミンチ状態にする。まだまだ、方法はある。その方法については下記の参考文献のうちの『わたしたちの生存ネット日本語訳』を参照していただきたい。権力よ民主制と権力分立制を甘く見るな。とすれば、別に国家や地方でとやかく言うことはないが、いつでもどこでも過剰な反応はしておいたほうがよい。ただし、破壊的にならないように。あくまでも、言論の自由と民主制と権力分立制と法の支配において。

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[参考文献]
わたしたちの生存ネット日本語訳
生存と自由(日本語訳)

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